第16回 (平成19年度) 理学研究科技術職員研修実施要項
  1. 目 的
    理学研究科技術職員に対し、本研究科が独自に研修を企画・実施することにより、技術部運営の経験と実績を積み重ね、また、自己および、相互啓発の機会を与え、専門技術の知識・技量等の向上を図ることを目的とする。
  2. 対象者
    理学研究科技術職員
  3. 受講人員 18名
  4. 日時
    学外施設見学1日と学内における講義・技術発表1日の2日間として、次のとおり実施する。
    学外研修 平成19年9月 7日(金)9時 30分〜17時
    学内研修 平成19年11月 9日(金)8時 30分〜17時 15分
  5. 場所
    学外研修 大阪産業安全技術館、 大阪市立科学館見学
    学内研修 理学研究科F棟6階 会議室
  6. 内容
    学外研修
    (1) 施設見学(大阪産業安全技術館)
    (2) 安全小講和 ・・・・・・・・・・・・・・ 専門解説員
    (3) 施設見学(大阪市立科学館見学) 
    (4) 講義「大阪大学理学部の創成期」・・・・・・・・・・・・・・ 科学館企画事業担当課長

    学内研修
    (1) 講和 ・・・・・・・・・・・・・ 理学研究科長
    (2) 講義 ・・・・・・・・・・・・・ 理学研究科教員
    (3) 技術発表 ・・・・・・・・・・・ 理学研究科技術職員
    (4) 出張報告 ・・・・・・・・・・・ 理学研究科技術職員
  7. 研修プログラム  学外研修プログラム(pdf), 学内研修プログラム(pdf)
  8. 研修報告  研修内容を「2007年度技術報告書」に記載する。
  9. 研修の記録  研修修了者に修了証書を交付し、その旨研修記録に記載する。
  10. 懇親会  学内研修終了後、例年どおりおこなう、費用は技術職員より徴収する。

「学外研修」報告

第16回大阪大学理学研究科技術職員「学外研修」報告
(安全衛生情報センター・大阪市立科学館)

 理学研究科技術部では、平成4年度より専門技術の知識・技量等の向上を図ることを目的として毎年実施している学外研修を、9月7日(金)に今年のテーマである「安全」と「科学」に沿って、午前中は安全衛生情報センター、午後からは大阪市立科学館の見学を理学研究科技術職員全員18名で企画・実施しました。
 安全衛生情報センターは、厚生労働省により、事業場の安全衛生活動を応援し、広く国民全般の安全衛生に対する関心を高めることを目的として2000年(平成12年)に設立されました。ここでは3Dシアターによる安全衛生のビデオ鑑賞、常設および特別展示場の見学および体験、ボランティア解説員の講話を聴講しました。
 大阪市立科学館は、中之島(旧大阪大学理学部跡地)に、科学及び科学技術資料を収集、保管し、展示とその調査研究及び普及指導を行い、市民の文化と教養の向上に寄与することを目的として1989年平成元年に大阪市により建設されました。館長挨拶、常設展示場の自由見学、プラネタリウム視聴、サイエンスショウに続き、斎藤吉彦先生による「大阪大学理学部の創世記について」と題し、貴重なスライド写真と共に理学部の歴史について講義いただきました。旧中之島時代の大阪大学理学部を知る最後の技術職員が来年には定年退職を迎えますが、丁度良い時期に、理学部の跡地に建てられた市立科学館を訪問できたのではないでしょうか。
 研修受講後に行ったアンケート調査では、安全衛生技術センターにおいては安全衛生の重要性が、市立科学館においては化学や物理現象が、体感的でたいへん判りやすく展示されており、職場の安全はもとより、来年度のいちょう祭における技術部の展示に向けて、参考となる様々なアイデアを得ることができた等回答が寄せられ、今回の研修も大変充実したものとなりました。


安全衛生情報センター 研修風景


大阪市立科学館 研修風景


「学内研修」報告

 理学研究科技術部では、平成19年11月9日(金)に「学内研修」を実施しました。
 渡會理学研究科技術部運営委員会委員長の開講の挨拶を皮切りに、金澤副研究科長による技術賞表彰・講話、その後、講義として村田教授(化学専攻)による「海の生物の化学戦略 −微量成分の構造解析−」、岸本教授(核物理研究センター長)による「宇宙の物質創成の謎と2重ベータ崩壊の研究」、及び宮下事務長による「大学法人を取り巻く状況について」が実施されました。
 さらに、本年度理学研究科技術賞受賞者である川崎技術専門職員による受賞発表、各技術職員による技術発表に続き、グループ研究発表を行いました。
 最後に、技術長より修了証書が全員に授与され、今年度も大変有意義に研修を修了しました。

運営委員長開会の挨拶 集合写真


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