試料の作成方法ならびに使用についての注意事項

1. 依頼分析の場合

・測定申し込み用紙に申込者名・所属研究室名・内線電話番号をまず記入してください。
   学生の場合は指導教官のサインをもらうこと

・試料の物質名・分子式・構造式・分子量を記載する。
・ 試料の物性、特に融点・沸点・毒性・発癌性・昇華性・吸湿性・発火性・爆発性などについて記載する。
・ 希望測定条件イオン化方式・測定範囲・検出イオン・分解能を記載する。
・ 測定日は原則として申し込みの順ですが、装置の状態および試料の条件により決めさせて頂きますので、期限を限定しての申込みは受け付けられません。
・ 測定連絡を受けた後、試料1mg程度を精秤し、有機溶媒1mlに溶解し分析室に測定連絡後持ってくる。
・ 分析室では溶媒を保有していませんので、溶解時に使用した溶媒も少し提供し、使用する溶媒は出来るだけハロゲン系の溶媒はさける。

 

2.各自測定の試料

・ 単離精製した固体で融点を測定したもの、あるいは液体で分離精製し沸点を不純物のないものとする。
・ 各自測定の試料については、分析室の講習を受けた教官と大学院生が測定し、試料濃度や溶媒については分析室と確認しながら測定する。
   講習を受けていない者は、測定できません。
・ 特別に測定に必要な器具ならびに洗浄溶媒は各自準備する。
・ 測定記録は省略せず記載する。
・ 装置の異常に気付いた時はすぐに分析室に連絡下さい。
・ その他不明の点は質量分析室に問い合わせ下さい。




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